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自作スピーカーを作ろう♪(ダンプドバスレフ型) [スピーカー]

TANNOYのスピーカーがまだまだ入荷しそうにないので、やり残していた自作スピーカー

製作を行いました。

前回のパッシブラジエーター換装では見事に失敗?したので、今回はちょっとだけ本気

で作りましたよ。


ベースにしたのは、このエンクロージュアになります。


製作するのは2WAYスピーカーとなります。

前に一度作ってるんじゃ?っていう方もいると思うのですが、今回は本気バージョンです。

前回で使ったスピーカーユニットはこれ。



今回はこうなります。



ツイーターは流用なので同じものですが、フルレンジスピーカーからウーハーに変更と

なってます。

高音は元々ハイレゾ対応ツイーターだし、スペック的に負けてなかったので、勝って当たり前。

どうしても低音負けたのが悔しい。(VS NS BP200)

とりあえず、ベースのエンクロージュアを仮組します。

主な部品はこんな感じ。

9mmのMDF材を加工して作られていますが、補強が入っているので通常のエンクロージュア

よりも強度があります。(ブレの無い再生音が得られるらしい)

DB_01.jpg

ちょっとウーハーのサイズ見て気が付かれた方もいるかと思いますが、このエンクロージュア

のサイズはこうなってます。

高さ:202mm

横幅:120mm

奥行き:141mm

で、ウーハーのサイズ(穴径)Φ110mm。

120-9-9=102mm。

って、バッフル板のサイズ足りてないじゃん(落書きイメージ参照)

しょうがないので100均に売られているMDF6mmを調達。

DB_03.jpg

そして穴あけ。(寸法小さすぎて後から手仕上げしたのは内緒)

DB_04.jpg

そして組付け。(ウーハー入らないので補強材加工済み)

DB_05.jpg

切断されたバッフルプレート。

切断は、カッターで円を切り少しづつ削り出します。彫刻刀で削るイメージ。

DB_06.jpg

裏側。

DB_07.jpg

組付け。

DB_08.jpg

MDF6mm追加バッフル板。

DB_09.jpg

ちなみに、MDF6mmに加工を加える時は手作業がお薦めです。

例によってドリルにカッター付けて切り込んだら最後のところで少し割れました。

画像じゃ分からないけど側面側。

ちなみ直線加工ならカッターで切断することができるので、時間かけても良いなら、100均の

MDF使っても良いかも。

スピーカーユニット組付けイメージ。

DB_10.jpg

ウーハーが重いため、このエンクロージュアの通常の使い方とは逆さにします。

スピーカー1個の総重量は1.6kgです。

そしてここからが今回の本気モード。

今回はしっかりとコンデンサーの選定を行いました。

DB_11.jpg

こんな感じで音を聴き比べます。

DB_12.jpg

結果、一番良いと感じたのは1.0μFのコンデンサー。


その他のコンデンサーを使うとこんな感じです。

・1.5μFコンデンサー:音質:音割れ 音量アップ (だからちょっとシャリシャリ気味だった)

・1.0μFコンデンサー:音質:クリア 音量(基準とする)

・0.47μFコンデンサー:音質:こもり 音量ダウン

・0.47μF+0.33μFコンデンサー:ややこもり 音量さらにダウン

続いて、コイルの選定。(今回初です)

使い方はツイーターと同じです。+電源側に直列繋ぎです。

数量で微調整する為、スピーカー1台に対して3つで調整します。


DB_13.jpg

DB_14.jpg

確認はこんな感じ。

DB_15.jpg

繋ぎ方で音質が変わるように感じました。

私の場合は、こんな感じでスピーカーに行く方がコイルの中心から出ている線に繋ぐと良い音に

感じました。このウーハーにお薦めはコイル0.5mHを2個直列繋ぎ。

コイルの接続変化はこんな感じ。

・コイル0.5mH 1個 音質:ビビり音 音量アップ

・コイル0.5mH 2個 音質:クリア 音量(基準とする)

・コイル0.5mH 3個 音質:こもり 音量ダウン

コンデンサーとコイルの取り付け準備。

ちなみにグルースティックを取りたい場合は、ドライヤーで高温に熱すると剥がすことができます。

DB_16.jpg

エンクロージュアを準備。

これだけ開口部が広いと何でもありですね。

DB_17.jpg

ツイーター換装。[ぴかぴか(新しい)]

DB_18.jpg

コイル換装準備。[ぴかぴか(新しい)]

DB_19.jpg

DB_20.jpg

端子台取付け。

DB_21.jpg

吸音材の充填。

サイドの壁面と中央部。

DB_22.jpg

上方部にも充填。

DB_23.jpg

ほぼ全体に入れないと、音がこもってしまって良い感じになりませんでした。

そして完成です。[ぴかぴか(新しい)]

表面は400番のサンドペーパーをかけただけですが、十分綺麗です。

今回は突き板なしで、塗装とニスにしようかなと思います。

DB_24.jpg

当然、バイワイヤリング接続対応。[ぴかぴか(新しい)]

DB_25.jpg

仕上がり具合としては、ハード的に音がビビることが無いので音割れも発生しませんでした。

なのでエンクロージュア内は、防音材を充満する形でこもりを抑えるようになっています。

気になる、VS NS BP200は、勝ったと言って問題無いと思います。[ぴかぴか(新しい)]

正確には、NS BP200が劣っているのではなく味付けが私好みでは無いだけです。

今回仕上げた自作スピーカーとNS BP200の何が違っているかというと、

先に述べたように、自作スピーカーの方は、高音、低音共に音割れもなく、音のこもりも

最小限抑える音質となっています。

NS BP200の方は高音はビビり(軽く音割れ)音量が小さすぎで低音はこもりがある。

という訳で、味付けが好みでは無いのです。

贅沢を言うと、自作スピーカーは高音の音量が低音の音量よりも小さいので、もう少し低音側の

音量を下げたいのですが、抵抗を追加とか、アッテネーター換装とか、追加費用が出てくるので

とりあえず良いかなみたいな。(マランツのアンプに調整ついてるので誤魔化せた♪)

TANNOYのスピーカーが当分来ないようなら、NS BP200を少し改造しようかなと思います。

バラシてみないと分からないですが、味付けを変更すれば、自分好みのスピーカーに変えられる

かもしれません。(どの道、このままじゃ使わない)

コンデンサーとコイルを変更するだけなので難しくないはず。

ちょっと時間があったら、自作スピーカーとNS BP200の音質比較動画アップしようと思います。[ぴかぴか(新しい)]

余談ですが、現在はアンプの前にこれを繋いでます。

DB_000.jpg

DACと真空管ラインアンプ[ぴかぴか(新しい)]

最低、DAC入れてないとPC音源でのスピーカー評価ができません。(と思ってます。)

簡単に説明すると、DACでノイズ除去、真空管ラインアンプで音を滑らかにしてます。

もし興味がある人は、電源だけはどちらも2A以上を使ってくださいね。

1Aでも動くのですが、パワー不足で本来の性能がでません。

(3Aを使っても2Aとほぼ変わりません)

分かりやすく言うと、1Aだとボーカルの声量がか細くなり息切れ寸前のような歌声になります。

これが2Aだと、しっかり声量がありどこからでもパワフルな歌声を楽しむことができます。[ぴかぴか(新しい)]

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コメント 2

mwainfo

真空管アンプ、当時のジャズ喫茶でモダンジャズをガンガン流していたころが懐かしい。
遠い日、ラジオ少年であったころ、スピーカーを自作したことがありました。当時は、マグネチックスピーカーが主流で、今のパイオニアが、福音電機と言っていたころです。リオンが、携帯用に消費電力の少ない、クリスタルスピーカーを出していました。音質がどうのなどと言う代物ではない時代でした。はんだ付けの松脂の匂いが懐かしいです。GUESUTO

by mwainfo (2020-04-16 19:54) 

Ten

mwainfoさん、ご来訪ありがとう御座います♪
オーディオ初心者ですが、メチャメチャお金かけなくても楽しめるなーと。
真空管アンプを使うとジャズ系の曲とかは、特に深みのある音が際立って
気持ちよく聞こえますよね。
by Ten (2020-04-16 22:43) 

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